人 — PEOPLE
ひと
将軍から棒手振りまで、江戸時代を生きた人々の職業と人生。『熈代勝覧』には日本橋の大通りだけで1,671人が描かれている。ひとりひとりの暮らしから時代を見る。
この間口の項目
隠居してからの暮らし→
老いと隠居・第二回 隠居料、第二の仕事、そして働けなくなったとき
女の稼ぎと学び→
女の一生・第二回 名の付いた仕事と、読み書きがどこまで届いたか
まじないと信心→
寺の檀家であり神社の氏子であり、同時に護符を貼る。矛盾ではなく併用だった。
百姓たちの江戸時代→
人口の8割はどう生きたか。最新研究の農民像。
職業図鑑→
棒手振りから髪結いまで、江戸の仕事カタログ。
江戸人物列伝→
家康から弥次さん喜多さんまで。現代への繋がりつき。
長屋の一日→
明六つから夜四つまで。不定時法で暮らす庶民の24時間。
女の一生→
制度上の地位と、実際に果たしていた役割は別の話である。
老いと隠居→
隠居は引退ではなく、家督を渡して別の役目に移ること。
隣の間口にもまたがる項目
主の間口は別だが、この面からも読める記事。一つの営みは、たいてい二つの間口に足をかけている。
商家の奉公人 — 丁稚から暖簾分けまでの長い選抜→
主は「商 — あきない」 二十年かけて上り、店を持てたのは一握り
医者という職業→
主は「住 — くらし」 免許がなく、腕を測る手立てもなかった
疫病と、病がもたらす貧困→
主は「住 — くらし」 疱瘡と麻疹、まじない、そして病が家計を壊すこと
化粧と身なり→
主は「住 — くらし」 白・赤・黒の、三色しかなかった
生まれ、育つ→
主は「住 — くらし」 産婆、宮参り、七五三——節目ごとに無事を確かめた理由
間引きと、子ども時代の終わり→
主は「住 — くらし」 避けて通れない話と、働き始める齢
洗濯と洗い張り→
主は「住 — くらし」 洗うために、着物をいったん解いた
葬式と墓 — 寺請制度と葬いの段取り→
主は「住 — くらし」 どの寺の檀家かが、身分証明でもあった
葬式と墓 — 墓と、その後も続く支払い→
主は「住 — くらし」 石の墓を持てた層と、持てなかった層
人身売買と奉公→
主は「制 — しくみ」 建前としては禁じられ、年季奉公という形で行われた
身分と社会→
主は「制 — しくみ」 「士農工商」ではなかった
農業の実際→
主は「制 — しくみ」 年貢は米で納めた。だが、稼ぎは米だけではなかった
全項目が五つの窓(しくみ/江戸と今/同じころ世界では/アジアのいま/広告と評判)と出典・確度欄を備える。