世 — WORLD
せかい
江戸の265年間、世界では清が栄え、産業革命が起こり、革命と戦争が大陸を作り替えた。「鎖国」下の日本も長崎・対馬・薩摩・松前の「四つの口」で世界とつながり続けた。同時代の世界から江戸を見る。
この間口の項目
朝鮮通信使→
将軍の代替わりに来た隣国の使節と、対馬の仲介。
出島→
扇形の島に開いた世界への窓。四つの口の視点で。
蘭学→
『解体新書』から適塾へ。出島から入った科学。
産業革命の世界→
江戸の泰平と英国の工業化は、同じ時間に進んでいた。
黒船→
捕鯨と蒸気船が日本の扉を叩くまで。
琉球→
薩摩に支配されながら清の冊封も受け続けた、二つの国に仕えた王国。
蝦夷地とアイヌ→
交易の相手が、請負商人の漁場の働き手に変えられるまで。
漂流民→
望まずに海の外を見た船乗りたち。
伊万里焼の輸出→
中国の穴を埋め、欧州の宮殿を飾った有田の磁器。
全項目が五つの窓(しくみ/江戸と今/同じころ世界では/アジアのいま/広告と評判)と出典・確度欄を備える。