世 — WORLD

せかい

江戸の265年間、世界では清が栄え、産業革命が起こり、革命と戦争が大陸を作り替えた。「鎖国」下の日本も長崎・対馬・薩摩・松前の「四つの口」で世界とつながり続けた。同時代の世界から江戸を見る。

黒船絵巻より、ペリー一行の士官を描いた図
いわゆる黒船絵巻より、ペリー一行の士官。描いたのは日本人で、異国の人を初めて間近に見た者の目がそのまま出ている。顔つきも服も、伝聞ではなく観察で描かれている。画像: Wikimedia Commons(パブリックドメイン)

この間口の項目

朝鮮通信使ちょうせんつうしんし→

将軍の代替わりに来た隣国の使節と、対馬の仲介。

出島でじま→

扇形の島に開いた世界への窓。四つの口の視点で。

蘭学らんがく→

『解体新書』から適塾へ。出島から入った科学。

産業革命の世界→

江戸の泰平と英国の工業化は、同じ時間に進んでいた。

黒船くろふね→

捕鯨と蒸気船が日本の扉を叩くまで。

琉球→

薩摩に支配されながら清の冊封も受け続けた、二つの国に仕えた王国。

蝦夷地とアイヌ→

交易の相手が、請負商人の漁場の働き手に変えられるまで。

漂流民→

望まずに海の外を見た船乗りたち。

伊万里焼の輸出→

中国の穴を埋め、欧州の宮殿を飾った有田の磁器。

全項目が五つの窓(しくみ/江戸と今/同じころ世界では/アジアのいま/広告と評判)と出典・確度欄を備える。

版 20261023 0727