江戸時代の日本を、丸ごと収める。

政治も、暮らしも、食も、商いも、遊びも、旅も、広告も。 ひとつの項目を五つの窓から書き、出典と確度を必ず添える。 分かっていないことは、分かっていないと書く。

史実はひとつの台帳に集めてある。研究が進めば台帳を直し、 記事も年表もゲームもそこを参照するので、一度直せば全体に行き渡る。

記事
85
史実台帳
144
図版
174
最終確認
2026.08.27

更新のしらせ

  • 読みやすさ 長い記事を連作に割った。病と医者は三回、女の一生・賭けごと・老いと隠居・仕事・葬式と墓・子育ては二回に。 いちばん長い記事が12,846字から7,005字に。全記事に目次と読了の目安を付けた(計85本)
  • 記事 薄かった14本を書き足した。吉原・百姓・出島・江戸の胃袋ほか、合計33,287字から72,407字へ。 とくに「報」の窓——この記事が語れていない範囲——を厚くした
  • 遊び 茶屋を開いた。江戸クイズ58問、辻占24枚、身の上診断、齢くらべ。 答えはすべてサイトの記事にある
  • 図版 図版を112点から174点へ。11,000字で一枚しかなかった記事に四枚ずつ入れた。使い回しは引き続きゼロ
  • 台帳 史実台帳に文化・文政期を42件追加(計144件)。米価や店賃など史料に幅のあるものは数値を書かず、確度を落として記した

一つの項目を、五つの窓から。

どの項目も、同じ五つの切り口で書かれる。「蕎麦」を読んでも「吉原」を読んでも、江戸時代の日本と、同じころの世界までが立体的に見えてくる。

しくみ

その商売・制度はどう回っていたのか。金の流れ、人の役割、道具立てを図解する。

江戸と今

同じ営みを江戸と現代で並べる。損料屋とサブスク、棒手振りとデリバリー。違いが分かると両方が分かる。

同じころ、世界では

ナポレオン、産業革命、清と朝鮮。同時代の世界の動きと、最新研究で更新される歴史を追う。

アジアのいま

バンコクの屋台、ハノイの路地。タイやベトナムの街角に、江戸はまだ生きている。

広告と評判

引札、看板、風鈴の音、評判記。それはどう宣伝され、どう口コミされたのか。

夜鳴き蕎麦 — 江戸のファストフード

かけ一杯 十六文 ≒ 約400円

肩に担いだ屋台、風鈴の音、夜四つの客。たった一杯の蕎麦から、貨幣制度も、深夜経済も、広告の原型も見えてくる。プラットフォームの「型」を、この一本で示す。

  • しくみ — 担ぎ屋台と二八の値付け。元手いらずの独立開業モデル。
  • 江戸と今 — キッチンカー、深夜のラーメン屋台、フードデリバリー。
  • 同じころ世界では — 最盛期の化政文化は、ナポレオン戦争のさなか。
  • アジアのいま — バンコクの麺屋台、ハノイのフォーの朝。江戸は生きている。
  • 広告 — 風鈴は「音のブランディング」。行灯看板は夜のネオン。
この記事を読む

江戸の値段、いまの円で。

現代換算エンジン

全項目の価格データに現代円換算を付与する。歴史が急に「自分ごと」になる、このプラットフォームの核となる仕掛け。米価などをもとに一文≒25円で概算する(諸説あり)。

十六文 約400円

※体感物価(蕎麦基準)による目安。根拠: 日銀貨幣博物館「江戸時代の1両は今のいくら?」

一杯の蕎麦から、江戸中へ。

蕎麦屋台 十六文 棒手振り 吉原 湯屋 貨幣 広告 長屋

このプラットフォームの本体は、記事の一覧ではなく「つながり」そのもの

蕎麦屋台の客は吉原帰り。屋台の担ぎ手は昼間の棒手振り。代金の十六文は三貨制度につながり、風鈴の音は広告の歴史につながる。

すべての記事の末尾に「つながり」が並び、読者はリンクを辿るうちに江戸という都市の全体像を歩き回ることになる。

二百六十年を、ひと目で。

日本と世界を二段で並べる同時代年表。「この蕎麦屋台は化政文化のころ、世界はナポレオンの時代」と、時間軸の上に置いて読める。

詳細年表を見る 人物列伝を見る

  • 1603江戸開府。城下町の建設がはじまる世界: 英エリザベス1世が没し、ステュアート朝が始まる
  • 1657明暦の大火。復興が都市の骨格をつくる世界: 清・順治帝の時代。中国支配が固まりつつある
  • 1673越後屋開業。「現金掛値なし」の商法革命世界: ルイ14世のフランスが最盛期へ
  • 1720享保の改革。町火消・目安箱世界: 英国で南海泡沫事件。バブル崩壊の元祖
  • 1804化政文化。屋台・錦絵・娯楽の最盛期世界: ナポレオンが皇帝に即位
  • 1853黒船来航。開国へ世界: クリミア戦争が始まる
  • 1868江戸城無血開城。東京へ世界: 南北戦争後のアメリカは再建期

歴史は書き換わる。だから台帳を置く。

研究が進めば、昨日までの定説が覆る。「慶安御触書は幕府の法令ではなかった」も、「入府前の江戸は寒村ではなかったかもしれない」も、比較的最近の見直しだ。

だから江戸大全は、史実を記事の文章の中に埋め込まない。ひとつの台帳に集めて番号を振り、記事も年表もゲームも、そこを参照する形にしている。

誤りが見つかれば台帳を直す。すると参照している全ての場所が同時に直る。そして直した記録は消さず、訂正履歴として残す。

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史実の台帳 区分・確度・出典・確認日 記事 65本 年表・名鑑 ゲーム 用語・地図 研究が進む → 台帳を直す → 参照している全てが同時に直る
版 20260827 0803